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VPNとリモートデスクトップは併用するべき?メリット・デメリットを徹底解説

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近年、日本や世界各国ではオフィス以外で働くリモートワークが浸透しており、人々はリモートデスクトッププロトコル(RDP)と呼ばれる機能によって遠隔地でも自宅にいるのと変わらず仕事環境を整えることができます。しかし、やはり気になるのがセキュリティ面です。今回はこのリモートデスクトップの仕組みをはじめ、RDPとVPNの違い、RDPとVPNを両方使用するメリットとデメリットなどを解説します。
リモートデスクトップ(RDP)とは?
リモートデスクトップとは、ネットワークを通して離れた場所にあるコンピュータを遠隔操作できる技術で、RDP(リモートデスクトッププロトコル)とも呼ばれています。具体的には、リモートデスクトップは、ユーザーが自宅などオフィスから離れた遠隔地から社内のデスクトップコンピュータにアクセスし、遠隔操作することを可能にする機能で、リモートワークの需要が高まる今日、必須となっています。 リモートワークを実現するためには、まず自宅や外出先にいながらもオフィスにいる時と同じように仕事ができる環境が前提とされていますが、離れた場所から会社内のパソコンを遠隔操作ができるリモートデスクトップはその大きな役割を担っています。 また、RDPはマイクロソフトのシステムに組み込まれている特定のリモートデスクトップアクセスシステムの名前を指しますが、この他にも同様の機能を持ったリモートデスクトップシステムはたくさん存在します。 このようにRDPは大変便利な機能といえますが、速度の低下やセキュリティの脆弱性など、デメリットと常に対峙しなければいけないという問題も抱えています。
VPNとは?
VPNとは、仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network)の略称で、ネットでやり取りするデータや閲覧情報、位置情報など、オンライン上での履歴や行動が外部に漏えいしないために保護するための情報通信技術のひとつです。具体的には、VPNに接続することでオンライン上でデータを送受信する際にトンネリングと呼ばれる仮想のトンネルを作って、トンネルを通るデータをすべて暗号化します。これにより、サイバー犯罪者などの第三者はデータを解読することができず、プライバシーの安全性が保たれます。 また、各VPNサービスプロバイダーは世界各国に多くのVPN専用サーバーを保持しています。この専用VPNサーバーに接続すると、IPアドレスはサーバーのある場所のものに変更されるため、実際のIPアドレスは外からは見えません。 オンライン上にはISP(インターネットサービスプロバイダー)をはじめ、マーケティング会社や政府機関など、オンライン上での多くのユーザーの行動を監視している企業や団体が存在していますが、VPNに接続することでこのような第三者に個人情報を知られたり、プライバシーを侵害される心配はありません。 一般的にVPNは、セキュリティが脆弱な公共のフリーWi-Fiや機密性の高いデータを送受信する際に有効的な手段として使用されています。近年、お金をはじめ、あらゆるものがデジタル化している現代社会ではサイバー犯罪が急増しており、自分達の個人情報や財産を失わないためにもオンライン上でのセキュリティ対策と安全性の確保は最重要課題といっても過言ではありません。
RDPとVPNの違いは?
RDPとVPNは、どちらも何らかの方法でトラフィックを暗号化し、何千キロも離れた場所にあるサーバーやデバイスへのアクセスを提供していることから類似しているように思えますが、全く異なる技術です。ここではRDPとVPNの違いについて紹介します。 使用用途:RDPは、インターネットを経由して外出先や自宅など遠隔地から社内のデスクトップパソコンやシステムにアクセスし、操作する機能のことです。一方のVPNは、インターネット接続を行なう際に閲覧内容や個人情報が外部に漏えいしないために保護するセキュリティ機能です。 特徴の違い:RDPは、遠隔操作が可能なおかげで別の場所にあるサーバーやコンピュータがあたかも目の前にあるかのように使用することができます。一方のVPNはというと、VPN専用サーバーに接続することで外部からはあたかも専用サーバーがある場所にいるように見せかけることができ、実際の自分の居場所を隠すことができます。 使用するデバイスやネットワークの数:RDPは、ユーザーが遠隔操作で自宅のデスクトップパソコンにアクセスしたり、外出先で社内のシステムにアクセスする場合、そのほとんどが単一のデバイスやネットワークに限定されます。VPNの場合はVPNサービスを提供しているプロバイダーにもよりますが、基本的に1つのアカウントで複数のデバイスがそれぞれVPN専用サーバーに接続可能です。各VPNサービスプロバイダーと契約していれば、誰でも利用可能ので、どちらかというとオープンパスといえます。 速度:RDPの場合はファイルの送信をはじめ、マウスの動きやアプリのコマンドを含むその他大量の情報をデバイスとホストの間でやり取りするので速度が遅くなる可能性が高いです。対するVPNは、通常の通信の間に仮想のトンネルを構築して通るので速度が遅くなる場合もありますが、接続するVPN専用サーバーによっては速度が接続前とほど同程度だったり、場合によっては速くなる可能性があります。 {SHORTCODES.blogRelatedArticles}
リモートデスクトップとVPNを併用するメリットとデメリット
VPNとリモートデスクトップは一緒に使用することは可能ですが、さまざまなメリットとデメリットがあります。こちらでは、リモートデスクトップでVPNを使用する際のメリットとデメリットをいくつか紹介します。
リモートデスクトップとVPNを併用するメリット
漏えいのリスクが下がる:リモートデスクトップを利用する際に気になるのはセキュリティ面ですがVPNに接続することで、より安全性の高いデータ送受信が可能になります。 場所を問わずに社内の環境で仕事ができる:リモートデスクトップにVPNを使用することで高い安全性を確保できるので、物理的な距離を気にせずにどこからでも社内の環境をそのまま利用できるようになります。 コスト削減:新たにデバイスを購入したり、デバイス毎にセキュリティソフトを購入する必要がないのでコスト削減になります
リモートデスクトップとVPNを併用するデメリット
オンライン会議には不向き:RDPはあくまでも画面の共有なので、オンライン会議に参加しようとしても、使用するカメラとマイクは自宅や社内のデバイスのものしか利用できません。 費用がかかる:RDPの場合は無料で使用することができますが、信頼性の高いVPNを利用する際には多少費用がかかります。無料のVPNもありますが、セキュリティ面が脆弱なのでおすすめできません。
VPNをリモートデスクトップに接続する方法
現在、多くのユーザーが使用しているWindows OS、Mac OS、iOS、AndroidなどでリモートデスクトップとVPNが利用できます。以下は、これらのOSのデバイスでVPN接続を設定し、リモートデスクトップに接続する際の手順となります。 手元のデバイスにVPN接続を追加する:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」→「VPN接続を追加する」をクリックします。 サーバー情報を設定する:表示されたウィンドウにVPNプロバイダーや接続名、サーバー名、ユーザー名、パスワードなどの情報を入力し、「保存」します。 VPNに接続する:ネットワークアイコンをクリックすると、利用できるネットワーク一覧が表示されるのでその中から接続するVPNを選び、必要であればログイン情報を入力して接続します。「接続済み」と表示されたら接続完了です。 リモートデスクトップ先のパソコンで設定する:遠隔操作をするリモートデスクトップ先のコンピューターを特定するために必要な「コンピューター名」、「ユーザー名」、「パスワード」を確認し、遠隔操作ができるように設定を変更します。 手元で操作するデバイスで接続する:手元のデバイスに上記4のリモートデスクトップ先の「コンピューター名」、「ユーザー名」、「パスワード」を入力し、リモートデスクトップで接続します。 ただし、NordVPNをはじめ、いくつかのVPNサービスプロバイダーではセキュリティの観点からリモートデスクトップに接続できない場合があります。このようにすべてのVPNサービスプロバイダーがRDPとVPNの組み合わせを許可しているわけではないことを覚えておきましょう。
RDPはVPNに接続しなくても安全か?
こちらでは、RDPをVPNに接続しない状態で利用する場合の安全性について解説します。 リモートワークの際にVPNに接続しない状態でリモートデスクトップを使用して社内システムや社内PCへアクセスしてしまうとオンライン上の安全性が低いため、機密情報が漏えいするなどセキュリティに不安が残ります。最近はセキュリティ強化の一環として、従業員に支給するパソコンにVPNとリモートデスクトップの両方と取り入れている企業が増えています。 また、リモートデスクトップは遠隔地から自宅のパソコンやサーバーにアクセスしたり、自宅の防犯カメラを確認する際など、多くのIoT製品にも使用されてます。これらのホームデバイスをリモートデスクトップに接続する場合は、ポートフォワーディング(ポート転送)を設定する必要がありますが、セキュリティが脆弱なままの状態で使用していると第三者に個人情報を盗み見られてしまう危険があります。そこでVPNに接続することで被害を未然に防ぐことができます。 このようにVPNはオンライン上で安全性の高いネットワークを構築したり、プライバシーを保護するために必要不可欠なセキュリティ対策で、特にRDPを使用する場合はVPN接続することで安全性が各段に向上することができ、安心して使用できるようになるでしょう。
リモートデスクトップに最適なNordVPNのメッシュネットワーク
上記ではリモートデスクトップになぜVPNが必要なのかについて詳しく解説してきました。最後にメッシュネットワークを紹介します。 メッシュネットワークは、NordVPNが提供している、さまざまな目的で使用できる安全なプライベートネットワークのことです。NordVPNユーザー同士であれば、メッシュネットワークのアプリを通して遠隔地にいながらファイルやデータの共有が可能です。使用方法は至ってシンプルで、メッシュネットワークをお互いのデバイスで有効にすることで、場所を問わず誰でもメッシュネットワークのリモートアクセスを利用することができます。 この機能は従業員がリモートワークをする際や、海外出張する際によく使用されており、世界中どこにいても高い安全性を保ちながらインターネットを利用することができ、スムーズなデータの送受信を実現します。このようにNordVPNはメッシュネットワークや、その他すべてのオンラインの脅威からユーザーを守るために、さまざまなセキュリティ機能を提供しています。

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